昔彼女に買ってもらったリネン・麻スーツ
あの頃はゴミのような生活をしていた。世間知らずだったと言わざるをえない。仕事してなかったから、といっても今のように世の中景気が悪いとか、いうのでなく、日本はまったく元気そのもの。ちょっと小銭を持っているひとは、すぐ海外旅行だとか、ファッションブランド、着飾る感じ。バブル期は過ぎたといっても、まだまだその余力で十分元気。 それにも関わらず、というか逆に楽観しすぎてたのかもね。なんとかなるでしょうみたいに。金はないが、自分の容姿にはなぜか当時自信があり、それさえあれば、若気のいたりでなんとか楽しくやれるんだろうと。仕事をするわけでもないが、スーツはよく着ていた。どこにでかけるのにも、昼間ぶらぶらしてるのにスーツはひと目を気にせず、都合が良いし、どこでも比較的優遇される。そんな便利なとこがスーツにはある。 当時付き合っていた彼女から買ってもらった麻１００％のリネンのスーツ。麻の洋服
色はアイボリーっていうんだろうか。けっこうなぜいたく品で、麻ジャケットだけでなく、上下揃いのスーツというところが気に入っていて、実は十数年たった今でも愛用している。奥さんには内緒だけどね・・。内側のの裏地はボロボロで、穴が開いてしまっている、まぁ、内側で見えないところなのでうまくごまかしてます。このスーツだけは十分もとは取れてる。自分で買ったのではないですが・・。
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